アロハ・フロム・ハワイ
2007年、ホノルルのダウンタウン近くにあるニール・ブレイズデル・センター(Neal S. Blaisdell Center )というイベント施設の屋外に、ロックンロールの王様・エルヴィス・プレスリーの等身大銅像が建てられました。
銅像はエルヴィスの没後30年を記念するものでした。それがなぜこの場所に建てられたのかというと、この場所で、歴史に残るエルヴィスのコンサート『アロハ・フロム・ハワイ(Aloha from Hawaii)』が行われたからです。
世界で初めてテレビで衛生中継されたコンサートとして有名な『アロハ・フロム・ハワイ』は、世界40ヵ国の15億人が視聴したといわれる、伝説のコンサートです。コンサートは1973年1月14日、当時ホノルル・インターナショナル・センターと呼ばれていたこの場所で開かれました。
エルヴィスとハワイ
エルヴィスがハワイで最初のコンサートを行ったのはデビューから間もない1957年11月。当時モイリイリにあったホノルル・スタジアム(現在のオールド・スタジアム・パーク)とワヒアワのショフィールド・バラックスで公演しました。
その後は、ブルー・ハワイ(1961年)、ガール! ガール! ガール! (1962年)、ハワイアン・パラダイス(1966年)という、ハワイを舞台にした3本の映画に出演しています。
さらに1968年、1969年、1977年には、妻のプリシラと娘のリサ・マリーと家族でバケーションのためにハワイを訪れました。
ハワイをこよなく愛していたと言われるエルヴィス。ハワイの人々もまたエルヴィスが大好きなようで、その証拠に銅像にはいつも綺麗なレイがかけられています。