ホノルル美術館で『葛飾北斎展』 │ ハワイ・カイムキライフ by 芦野早香

1 『富嶽三十六景』が一同に展示
2 ハワイでも超有名な『神奈川沖浪裏』
3 通常展示やカフェもおすすめ
4 施設情報・アクセス

『富嶽三十六景』が一同に展示

ダウンタウンの近くにあるホノルル美術館（Honolulu Academy of Arts*）で『葛飾北斎展』をやっているので観に行ってきました。

*現在は Honolulu Museum of Art

1927年にオープンしたホノルル美術館は、アジアのコレクション、特に中国と日本の美術品の多さで知られています。葛飾北斎の作品は500点以上所蔵していて、これは世界でも最大規模のコレクションだそうです。その北斎作品の中には、有名な『富嶽三十六景』の36枚の木版画も含まれています。今回の北斎展ではその富嶽三十六景が、ここ10年では初めて、36枚すべて一度に展示されました。

ハワイでも超有名な『神奈川沖浪裏』

クリスマス前の日曜日に行ったこともあり、美術館は大盛況でした。大きな波の絵で有名な『神奈川沖浪裏かながわおきなみうら』は “日本のアートと言えばこれ” といった感じで、ハワイでも知らない人はいないくらいよく知られています。みなさんその絵の前で一緒に写真を撮ったりしていました。

通常展示やカフェもおすすめ

北斎展は、2010年1月6日までやっています。お正月休みでハワイにいらっしゃって興味があるかたは、予定に入れてみてはいかがでしょうか。北斎展のほかにも、通常展示のヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジア、そしてハワイなどのたくさんのコレクションはとても見応えがあります。また、落ち着いた雰囲気のカフェやショップもありますので、アートファンは丸一日でも楽しむことができる美術館です。北斎展最終日の6日日曜日は、入場料無料ということですので、私はこの日にもう一度行こうかなと思っています。