オアフ島の“ノースショア”と呼ばれる北海岸沿いや、ワイマナロという町がある東の方などを車やバスで通ると、道路脇でモクモクと煙をたてて香ばしい美味しそうなにおいを漂わせているテントがあります。そこではきっと、ハワイのローカル名物料理のひとつ、フリフリチキン(huli-huli chicken)が売られています。
フリフリ=グルグル
フリフリチキンは、一言でいえば鶏の丸焼きのことです。炭火が敷かれた大きなグリルの上に、鉄の棒が何本も並んでいて、それに鶏がまるごとずらりと串刺しにされていて、その鉄の棒がグルグルと鶏を刺したまま回転して、火をまんべんなく通しながら焼いていくというのが特徴です。
フリ(huli)は、「ひっくり返す」という意味のハワイ語です。鶏がグルグルと回る様子から付けられた名前です。
フリフリソース
チキンは、「フリフリソース」と呼ばれる甘い照り焼きソースにつけてあります。基本的にお肉はジューシーでおいしく、地元の人も観光客にもとても人気があります。パサパサのお肉が当たってしまう不運な時もありますが……。
ハレイヴァでフリフリチキン
先日、ノースショアにハイキングに行ったあとにハレイヴァの町でフリフリチキンを食べました。焼き場の隣に大きなテントが張ってあり、簡単なテーブルと椅子が設置してあって、焼きたての炭火焼のチキンをその場で食べることができます。
メニューは、チキンが丸ごと一羽入ったホールサイズと、半分だけのハーフサイズがありました。ホールサイズは10ドル、ハーフサイズは6ドルでした。チキンとご飯のみで、野菜は全く入っていません。
隣のスーパーでビールを買ってまずは乾杯! フリフリチキンはビールと最高に合います!
ホールサイズは普通の日本人には食べきれないくらいのボリュームですので、私はハーフにしました。でもその日は3時間山道を歩いたあとでお腹がすいていたこともあってか、男性陣は全員、ホールサイズのフリフリチキンをペロリとたいらげていました。