アジアの食文化がミックスされたハワイのサンクスギビング(感謝祭)

2010年のサンクスギビング(感謝祭)は、ニューヨークの知人の家で過ごしました。日本からハワイに移住して以来、サンクスギビングは毎年ハワイにいたので、ハワイ以外で過ごす初めてのサンクスギビングでした。

一般的なサンクスギビング食事会

ニューヨークの家庭のサンクスギビング料理(2010年)
今回招待していただいたニューヨークの家庭のサンクスギビング料理

サンクスギビングは11月の第四木曜日で、アメリカでは多くの人が木曜から日曜まで4連休となります。

木曜日には、パーティーを主催するホストの家に招待された家族や親しい友人がお昼や夕方に集まって、食事会が開かれます。

私がこれまで誘っていただいて出席したハワイの家庭のサンクスギビング食事会は、宗教的な意味合いはほとんどなく、日本でいうならお正月に親戚が集まるときのような雰囲気です。

テーブルには、スタッフィング、七面鳥&クランベリーソース、マッシュポテト&グレービーソースなど、サンクスギビングならではの料理が並びます。

食事後は、デザートにパンプキンパイを食べながらリビングやラナイ(テラス)で団欒して、あまり遅くない時間にお開きとなり、みな家路につきます。

今回私が招待されたニューヨークの知人宅(アメリカ人)でのサンクスギビング食事会も、私がこれまで経験してきたハワイの一般家庭でのサンクスギビング食事会とほぼ変わらないものでした。

ハワイのサンクスギビング食事会の特徴

ハワイの家庭のサンクスギビング料理(2004年)
ハワイの家庭のサンクスギビング料理(2004年)

ただ、違いもありました。それは、ハワイのサンクスギビング食事会では、何かと異国の食文化、特にアジアの食文化が濃厚に染み込んでいることです。

まず、お箸が普通にある!

私が知る限り、ハワイのローカルの家には必ずといっていいほどお箸があり、サンクスギビング食事会でもお箸を使って食べる人が少数派ではありません。私を今年招待してくれたニューヨークの知人宅には、お箸はありませんでした。

なぜお箸を使うのかというと、ハワイのサンクスギビング食事会では、伝統的なサンクスギビング料理に加えて、ポケ、お刺身、寿司ロール、ご飯、キムチ、チキンアドボ(フィリピンの煮込み料理)など、単純にお箸で食べた方が食べやすい料理も出されるからだと思います。以上のことは、白人家庭のサンクスギビング食事会に招かれたときでも同様でした。

これに対して、ニューヨークの知人宅で木曜夜に出された料理は、伝統的なサンクスギビング料理を主体とした西洋料理ばかりでした。もちろん、ナイフとフォークで食べます。

これまで、あまり気にせず毎年ハワイでサンクスギビングを過ごしてきましたが、アメリカ本土のサンクスギビングとはちょっと違うんだなと実感しました。

ニューヨークのアメリカ人一般家庭でサンクスギビングを過ごしたのは今年の一度だけなので、もしかしたら色々間違っているかもしれませんが、以上、私が感じたサンクスギビング食事会におけるニューヨークとハワイの違いでした。

あと、ニューヨークのメイシーズのパレードの賑やかさと人の多さはすごかったです! でも私は人混みが大嫌いなので、もう行かなくていいかな……。

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