オアフ島最西端
オアフ島の西の端に、カエナポイントと呼ばれる岬があります。この岬の手前から、オアフ島最西端まで、往復7.5キロのハイキングをしてきました。溶岩でできた岬の海岸沿いを歩く気持ちのよいハイキングコースでした。
カエナポイントに行くルートは北側と南側のふたつあります。私たちは今回は南側から行きました。ハイキングコースの入り口までは、ワイキキから車で1時間くらいです。ホノルルからH1を西に進み、カポレイを過ぎたところでハワイウェイが終わり、93号線になります。島の西海岸を北上し、ナナクリ、マイリ、ワイアナエ、マカハと町を通過します。道の終わりに駐車場があり、そこがハイキングコースの入り口です。
カエナポイントの駐車場は車上荒らしが非常に多いことで有名です。物は一切車に置かず、全て持っていきました。
地図(駐車場)
平坦な道をハイキング
前半は4WDの車が通れる平坦な海岸沿いの道を歩きます。日陰はあまりないので日焼け対策はしっかりしておくことをおすすめします。
廃線跡
廃線跡と思われる枕木を見つけました。調べてみると、サトウキビを運ぶために1899年にオアフ・レイルウェイ・アンド・ランド・カンパニーによってホノルル~カフクに引かれた線路の跡だそうです。線路の多くは1946年の津波で破壊されたそうですが、一部こうしてカエナポイントに今でも残っているのだそうです。
カエナポイント自然保護区
岬の先端付近では溶岩が少なくなり、砂丘のような地形になります。ゲートがあり、ここから先はカエナポイント自然保護区になります。主に砂の上を歩きます。
駐車場から1時半くらいでオアフ島再西端にある灯台に到着しました。この一帯はハワイ原産の珍しい動植物が生息している場所です。
特に今の冬の季節のカエナポイントは、コアホウドリ(レイサン・アルバトロス)というアホウドリの集団繁殖地になっています。ハワイ語ではモーリー(Mōlī)と呼ばれるそうです。コアホウドリが地面にある巣で卵を温めている姿や、海辺を雄大に飛ぶ姿をたくさん見ることができました。
また浜辺では、ハワイモンクアザラシというアザラシが砂の上で休憩していることもあるそうですが、今回見ることはできませんでした。さらに、冬のあいだは、沖合でザトウクジラの姿も見られます。このために望遠鏡も持ってきていたので、ハイキングをしながらホエール・ウォッチングも楽しむことができました。