今や日本でもよく知られているロコモコ(loco moco)は、ご飯にハンバーグと目玉焼きをのせて、その上からグレービーソースをかけた、ハワイのB級グルメを代表するメニューです。
ロコモコの歴史
ロコモコの発祥には諸説ありますが、1950年頃にハワイ島のヒロで生まれたとされています。当時ヒロにあった小さなレストランの店主が、お金がない高校生のために安くて美味しいメニューを考えたものが、いつの間にか「ロコモコ」と呼ばれるようになって、やがてハワイ全土に広がったのだそうです。
様々なバリエーション
ハワイのドライブインや、プレートランチ屋さんのメニューには大抵どこでもロコモコがあります。また高級レストランでも、素材を厳選したグルメ志向のロコモコがたくさん出てきています。
ご飯が焼き飯になっていてとても食べ応えがある「フライドライス・ロコモコ」や、ハンバーグの代わりに鶏肉をつかった「オヤコ(親子)ロコモコ」、ベジタリアン向けに植物性の食材のみで作られた「ガーデンロコモコ」など、色々なバリエーションのロコモコがあります。
多くの店で、それぞれユニークなロコモコが作られていて、味もそれぞれ違います。旅行中、ランチに毎日違う店のロコモコを食べ比べるファンもいるくらいで、それだけ奥深い料理でもあるんですね。
カイムキで食べられるロコモコ
カイムキ在住18年の私がおすすめする、カイムキで食べられるおいしいロコモコをご紹介します!
オカタ弁当の『ロコモコ』
ワイアラエ通りと12thアベニューの交差点にある、テイクアウトランチの老舗です。オーナーシェフLyndon Okataさんによるクラシックなロコモコは、優しい味がします。ミニサイズもあるので軽食にもぴったり。マカロニサラダ付き。
ハワイ在住の日本人として、私がいつも心引かれるお店がカイムキにあります。その名もオカタ弁当(Okata Bento)。ワイアラエ通り沿いにあるこの小さなお店は、1981年の創業以来、地元の人々に愛され続けています。 オカタ弁当の「ハ[…]
ビッグシティダイナーの『ザ・オリジナル・リアリー・ロコ、ロコモコ』
※カイムキのビッグ・シティ・ダイナーは2024年5月31日に閉店しました。
古き良きアメリカのダイナーとハワイのローカル感がいい感じでミックスした居心地のいいレストランの人気メニュー。しっかり形の残った玉ねぎの甘みがあるソースと、BBQグリル感のある香ばしいハンバーグのハーモニーがたまりません。
ご飯3スクープ、ハンバーガー2枚、ハワイ産卵を3個使った、大食漢も大満足のボリューム満点『ビッグ・ブラダズ・ロコモコ』(Big Braddahs Loco Moco)や、10歳以下のお子様向けのミニサイズの『ケイキ・ロコモコ(Keiki Loco Moco)』もあります。
※2024年6月アップデート:カイムキのビッグ・シティ・ダイナーは2024年5月31日に閉店しました。 ハワイでの暮らしのなかでは、ローカルなお店で心温まる時間を過ごすことが楽しみのひとつです。そんな私のお気に入りのお店のひとつが、[…]
ココヘッド・カフェの『ココモコ』
有名シェフLee Anne Wongさんによる、特に朝食が人気の名店。店名とロコモコをもじった『ココモコ』は、ガーリックの効いたご飯にマウイ島産牛肉で作ったハンバーグと目玉焼きを乗せ、マッシュルーム入りのグレービーをかけてキムチの天ぷらを乗せたグルメな逸品です。
Koko Head Cafe
1145 12th Ave C
Honolulu, HI 96816
ウェブサイト:kokoheadcafe.com/japanese/
セントルイス・ドライブインの『ロコモコ』
ワイアラエ通り沿い、セントルイススクールやシャミナード大学の向かいにある老舗プレートランチ店のロコモコです。塩っぱめのグレイビーと甘みのあるパティ。私はロコモコを食べるとご飯が余ってしまうことがありますが、セントルイス・ドライブインのロコモコは味が濃いのでご飯が進みます。マカロニサラダはねっとり濃厚!
St. Louis Drive In
3145 Waialae Ave
Honolulu, HI 96816