タウン（2005年～2020年）
2005年、カイムキのメインストリートであるワイアラエ通りに『Town』というレストランがオープンしました。
「地中海料理からインスピレーションを受けたコンテンポラリーなアメリカ料理」などと評される、手作りパスタやニョッキを使った料理や、地産地消とオーガニックにこだわった新鮮な材料で作られる日替わりの創作料理は瞬く間にファンを増やし、カイムキだけでなくホノルルを代表する人気店になりました。
私も当時すぐにファンになった一人で、家の近くにこんなにレベルが高くてお洒落なお店ができたことをとても嬉しく思いました。
お店を開いたのはハワイ生まれのオーナーシェフ、エド・ケニー氏。ある日、腕にびっしりとタトゥーを入れている彼が、ニルヴァーナのTシャツを着て、お店があるワイアラエ通りを颯爽と歩いていた姿がとても印象に残っています。
【追記】
それから16年経った2020年11月、タウンは、コロナ渦のなか閉店しました。苦渋の決断だったそうです。とても残念です。
カイムキ・スパレット（2014年～）
ケニー氏は、2014年に2号店『Kaimuki Superette』をオープンしました。場所は、タウンがある交差点の斜め向かい。目と鼻の先です。カイムキ・スパレットは、朝食とランチのみの営業で、カフェテリアのようなお店。私はよくランチをテイクアウトで注文します。
私のお気に入りは、ビートがたっぷり入ったベジタリアンサンドイッチ『Happy Monday』と、柔らかく調理されたタコのサンドイッチ『He‘e Roll』。普通のデリやカフェでは決して味わえない創造的なランチです。明るい店内はキッチンの様子もよく見えて、とてもいい雰囲気です。
カイムキ・スパレット
Kaimuki Superette
3458 Waialae Ave, Honolulu, HI 96816
ウェブサイト：kaimukisuperette.com（英語のみ）
マッド・ヘン・ウォーター（2015年～）
カイムキ・スパレット開店の翌年には、その隣に3号店『Mud Hen Water』がオープン。こちらもケニー氏のセンスが光るお洒落な雰囲気のお店。ワイアラエ通りに面したオープンテラスが、カイムキの風景を大きく変えてくれました。
マッド・ヘン・ウォーターはタイ料理や和食などのアジアのエッセンスを取り入れたメニューが多いのが特徴です。また、ポイ、ウル（パンノキ）、ククイなどの伝統的なハワイ料理の食材もよく使われます。メニューはどれもクリエイティブで、いつ行っても新しい発見があります。
マッド・ヘン・ウォーター
Mud Hen Water
3452 Waialae Ave, Honolulu, HI 96816
ウェブサイト：mudhenwater.com（英語のみ）
番外編：マヒナ・アンド・サンズ（2016年～）
ケニー氏の4店舗目『Mahina & Sun’s』は、カイムキではなくワイキキにオープン。ビーチからは少し離れたルーワーズ通りのホテル、サーフジャック ハワイのプールサイドにあります。
マヒナ・アンド・サンズ
Mahina & Sun’s
412 Lewers St, Honolulu, HI 96815
ウェブサイト：mahinaandsuns.com（英語のみ）
