※2024年6月アップデート:カイムキのビッグ・シティ・ダイナーは2024年5月31日に閉店しました。
ハワイでの暮らしのなかでは、ローカルなお店で心温まる時間を過ごすことが楽しみのひとつです。そんな私のお気に入りのお店のひとつが、カイムキにあるビッグ・シティ・ダイナー(Big City Diner)です。
ビッグ・シティ・ダイナーの歴史
ビッグ・シティ・ダイナーは、カイルア出身のLane Muraoka氏によって1998年にカイムキで創業されました。創業当初から地元の人々に愛され続け、2002年にはカイルア・タウン・センター店、2004年にはワード・エンターテイメント・センター店(現在は閉店)、2005年にはワイピオ・ショッピング・センター店、2007年にはパールリッジ・センター店、そして2015年にはウインドワード・モール店を次々とオープンさせ、その人気はますます高まっています。
カイムキ店の魅力
ビッグ・シティ・ダイナーのカイムキ本店は、11thアベニューと12thアベニューの間のワイアラエ・アベニュー沿いに位置します。このエリアで最も賑やかな場所のひとつです。お店の正面入り口はワイアラエ・アベニュー側にありますが、裏には広い駐車場があり、裏口から入ることもできます。裏口から入ると、厨房の中を通ることになり、料理を作っている様子を見ることができます。フレンドリーなキッチンスタッフたちは、笑顔で「Hello, welcome!」「Thank you!」などと挨拶してくれ、その温かさに心が癒されます。
レトロな雰囲気と豊富なメニュー
店内は赤いブース席や白黒のチェック柄の床、アメリカの古いポスターや看板が多数飾られており、レトロな雰囲気が漂っています。メニューは典型的なダイナーメニューのハンバーガー、フライドポテト、クラブハウスサンドイッチから、ロコモコなどハワイのローカル料理、アジア料理まで幅広く提供されています。
今や日本でもよく知られているロコモコ(loco moco)は、ご飯にハンバーグと目玉焼きをのせて、その上からグレービーソースをかけた、ハワイのB級グルメを代表するメニューです。 ロコモコの歴史 ロコモコの発祥には諸説ありますが[…]
特におすすめなのは、柔らかいニューヨークステーキや、地元の新鮮な魚を使った料理、自家製のグアバソースで味付けされたベイビーバックリブなど、シェフのデニス・フランク氏によるグルメな一品です。これらの美味しい料理の数々は “ダイナー” という枠を超えたクオリティです。
朝食にもパウハナにも
ビッグ・シティ・ダイナーは朝食も提供しており、定番の卵&肉料理、パンケーキ、シナモンブレッドなどが人気です。
アルコール類も充実していて、冷奴、枝豆、チキンウィング、ナチョスなどのハワイ語でププ(pupu)と呼ばれるおつまみ系料理もたくさんあります。私は仕事帰りに同僚と軽く飲んで食べる “パウハナ” で利用することもよくあります。
直訳すると「仕事のあと」 ハワイのローカルたちのあいだでおなじみの「パウハナ」という言葉をご存知ですか? パウ(pau)は「終わる」、ハナ(hana)は「仕事」という意味のハワイ語です。 「パウ」はハワイではとても多く使われる[…]
地元に愛されるダイナー
ビッグ・シティ・ダイナーは地元のお客さんが圧倒的に多く、日本人を含めた観光客のグループは少ないようです。老夫婦からファミリー連れまで、幅広い客層が見られるのも特徴です。この温かい雰囲気と美味しい料理を楽しむために、ぜひ一度ビッグ・シティ・ダイナーを訪れてみてください。ハワイの魅力を感じながら、心もお腹も満たされる素敵な時間を過ごせること間違いなしです。
店舗情報・アクセス
ビッグ・シティ・ダイナー
Big City Diner
3565 Waialae Ave, Honolulu, HI 96816
ウェブサイト:bigcitydinerhawaii.com(英語のみ)